ドライフラワーと、うつわと暮らし。TOKYO FANTASTIC

Tida Flower 表参道店 / TOKYO FANTASTIC 201

樋口真紀うつわ展 8/1-8/14, 2026

樋口真紀うつわ展 8/1-8/14, 2026

樋口真紀うつわ展| 8/1–8/14, 2026


樋口真紀うつわ展| 8/1–8/14, 2026
ゾウは夢心地。蝶が舞い、青い燕が飛ぶ。

8/1(土)より、TOKYO FANTASTIC 201にて、陶芸作家・樋口真紀さんの個展「樋口真紀うつわ展」が始まっています。
Maki Higuchi Ceramics Collection
これまで、TOKYO FANTASTIC 201のさまざまな企画展や常設でも作品を届けてくださった樋口さん。201では初めてとなる個展です。

店内には、すべて一点ものとなる約300点のうつわが並んでいます。
皿、オーバル皿、鉢、マグ、スープカップ、ゴブレット、花器、蓋もの、豆皿、小さなれんげや箸置きまで。
白くやわらかなうつわの上に、呉須の青や辰砂の赤、淡い緑が重なり、動物や植物たちの気配が広がっています。

夢心地のゾウ。
空を渡る燕。
軽やかに舞う蝶。
どこか誇らしげな鶏。
うつわの上でふくらむ葡萄の実。

おとぎ話の登場人物たちが、それぞれのうつわの上で、思い思いの時間を過ごしているようです。

店内いっぱいに広がる
樋口真紀さんのおとぎ話


樋口真紀うつわ展| 8/1–8/14, 2026
初日の開店前、TOKYO FANTASTIC 201の空間いっぱいに、樋口さんのうつわが広がりました。

大きな皿やピッチャー、マグ、スープカップ、花器。鉢や豆皿、蓋ものまで。
棚のあちらこちらから、桃、葡萄、花唐草。兎、鯨、象、鶏、燕、蝶が、次々と姿を見せてくれます。
同じ桃や象、燕であっても、うつわの形や一客ごとの筆の動きによって、目線や表情は少しずつ異なります。

呉須の青が、濃く力強く残るところ。水のように淡くにじむところ。鉄絵の落ち着いた線に、辰砂の赤が深く重なるところ。
古典的な気配の中に、樋口さんならではのあたたかなユーモアがのぞきます。

眺めていると、器を選ぶというより、たくさんの小さな登場人物の中から、これから一緒に暮らす相手を探しているような時間になっていきます。

樋口真紀うつわ展| 8/1–8/14, 2026
マグやピッチャー、花器、ゴブレット、蓋もの。ひとつひとつの形に合わせて、絵柄の見え方も少しずつ変わります。
棚いっぱいに並ぶ作品を眺めるだけでも、おとぎ話の登場人物たちが、次々と姿を見せてくれるようです。

かたちから考えるときと、
絵付けから考えるとき


樋口真紀うつわ展| 8/1–8/14, 2026
初日には、樋口真紀さんご本人に在廊いただき、作品についてたっぷりとお話しいただきました。

「かたちから考えるときと、絵付けから考えるときがあります。」

お料理屋さんで使われる場面を思い浮かべ、まず、うつわのかたちから考えること。

ろくろで挽いた一客ずつの生地を眺めながら、「このかたちには、どんな絵が似合うだろう」と絵付けを考えていくこと。

樋口さんは、ろくろでかたちをつくるところから、絵付け、施釉、焼成まで、すべての工程をお一人で手がけています。
一客ずつ異なる器の生地や雰囲気を見ながら、筆の入れ方を変えていく。
同じゾウや鳥を描いても、目線や表情、耳の角度、線の濃淡は少しずつ異なります。

どの作品にも、手描きならではの個性が宿っています。

インスタライブで聞く
樋口真紀さんのうつわのこと


オープン直前、約300点の作品を前に、樋口真紀さんとインスタライブを行いました。
作品をつくるときに思い描く使われる場面や、動物のモチーフを選ぶ理由、今回初めて届いた新しいかたち、辰砂の赤が窯の中で変化する様子まで。

「かたちから考えるときと、絵付けから考えるときがあります。」

樋口さんご本人のお話を聞くと、棚に並ぶ動物たちが、それぞれ異なる時間を過ごしているように見えてきます。作品とあわせて、インスタライブのアーカイブもゆっくりお楽しみください。




料理を迎える余白と、
食べ進める楽しさ


樋口真紀うつわ展| 8/1–8/14, 2026
樋口さんのうつわには、思わず笑みがこぼれる小さな遊び心があります。

けれど、絵柄の楽しさだけで終わらないところが、樋口さんのうつわの魅力です。

かわいらしい動物たち。どこか懐かしい植物や果実。小さな物語を感じさせるモチーフ。

その一方で、料理を迎えるための余白がきちんと残されています。

料理を盛ると、図柄が少し隠れる。
食べ進めると、燕や動物たちが再び姿を見せる。

樋口さんの手から始まった物語が、日々の食卓の中で、使う人へと続いていきます。

朝の食卓に。
お茶の時間に。
お気に入りのお菓子をのせる小皿に。
季節の料理を受け止める大きな皿に。

使うたびに、うつわの中の景色と、暮らしの時間が少しずつ重なっていきます。

青いうさぎが駆ける
染付の小さな景色


樋口真紀うつわ展| 8/1–8/14, 2026
雲の間を軽やかに駆けるような、青いうさぎのうつわ。

長い耳を後ろへなびかせ、身体を伸ばして、器の上をすっと横切っていきます。

同じ構図であっても、耳の向きや足の運び、筆の濃淡は一客ずつ異なり、それぞれに違う時間が流れているように見えます。

黒い背景の上では、呉須の青と白い余白がきりりと浮かび上がり、絵皿としての存在感が際立ちます。

樋口真紀うつわ展| 8/1–8/14, 2026
和菓子をのせると、うさぎの景色は少し静かに隠れます。

食べ進めたあとに、またその姿が見えてくる。

小さなお茶の時間にも、器の中で物語が続いていくようです。

葡萄の実が、
うつわの上でふくらむ


樋口真紀うつわ展| 8/1–8/14, 2026
呉須の青と辰砂の赤で描かれた、葡萄のシリーズ。

白くやわらかな器肌をめぐる、青い葉と細く伸びる蔓。その間には、一粒ずつ表情の異なる赤い葡萄が、房となって実っています。

淡く白を残すところ。
赤が深く溜まり、艶やかに見えるところ。
器の傾斜に沿って、ゆるやかに流れるところ。

樋口さんが初日のインスタライブでお話しくださったのは、辰砂をのせる濃さや、窯の中で置かれる位置、うつわの傾きによって、赤の溜まり方や流れ方が一客ずつ異なること。

その焼き上がりの違いが、葡萄の丸みや奥行きにつながり、まるで今も房の中に水分をたたえているような、みずみずしさを感じさせてくれます。

広い余白を葡萄の蔓が囲む角皿。
たっぷりと料理を受け止めるオーバル皿。
器肌を伝うように青い葉が連なるピッチャー。
赤い実がふくらむ花器と、手の中で小さな房を眺められるゴブレット。

同じ葡萄と辰砂を用いた作品でも、うつわの形に合わせて、葉や蔓の伸びる方向、実の集まり方が変わり、それぞれに異なる景色が生まれています。

淡い緑の中を、
動物たちがのびのびと動く


樋口真紀うつわ展| 8/1–8/14, 2026
やわらかな青磁の緑に、呉須の青と、ところどころに添えられた辰砂の赤。

細かな貫入が器肌いっぱいに広がり、静かな色合いの中にも、一客ずつ異なる奥行きが生まれています。

空を切るように飛ぶ燕。
長い耳を後ろへなびかせ、軽やかに跳ぶ兎。
小さく形取られた鶏。
ゆったりと身を寄せる象。

器のかたちに合わせて、それぞれの動物が身体を伸ばし、向きを変え、自由に動いています。

樋口真紀うつわ展| 8/1–8/14, 2026
丸い皿の広い余白には、花器に生けられた草花。その上を横切るつばめ。

隅切りの角皿には、象を囲むように、花の文様が四隅へ添えられています。

同じ青磁でありながら、丸皿、角皿、蓋ものと、形が変わるたびに描かれた世界の見え方も変わります。

静かな色合いの中に宿る、樋口さんならではの自由な動きと、あたたかなユーモア。

花の白や葉の緑と重なると、うつわの中の景色がさらにやわらかく息づいて見えます。

土や釉薬、窯の火が残した
一客だけの個性


樋口真紀うつわ展| 8/1–8/14, 2026
作品を近くで眺めると、筆の濃淡や釉薬のにじみ、鉄粉の点、細かな貫入、わずかなかたちの揺らぎが見えてきます。

今回の作品には、目跡が見られるものもございます。
目跡は、うつわを焼く際、うつわ同士や窯道具との接着を防ぐために挟んだ小さな粘土や道具が触れていた跡です。
絵柄の上に小さく重なる場合もありますが、汚れや欠けではなく、窯の中で生まれた制作工程の跡となります。

釉薬の濃淡やにじみ、鉄粉の点、細かな貫入や、わずかなかたちの揺らぎも、一客ずつ異なるもの。
TOKYO FANTASTIC 201では、通常のご使用に支障がないことを一点ずつ確認し、作品をご紹介しています。

伝統的な染付や鉄絵を思わせる気配の中に、思わず笑みがこぼれる温かなユーモア。
手描きの表情とともに、土や釉薬、窯の火が残した小さな跡まで、その一客だけの個性としてお楽しみいただけましたら嬉しいです。

樋口真紀うつわ展
会期とご案内


樋口真紀うつわ展| 8/1–8/14, 2026
樋口真紀うつわ展は、2026年8/1(土)から8/14(金)まで。

毎週水曜日は定休日です。
8/11(祝・火)山の日は営業いたします。

初日8/1(土)は、樋口真紀さんご本人に在廊いただきました。

作品のこと、絵付けのこと、かたちが生まれるまでのこと。器を手に取りながら、作り手の言葉とともに眺める時間も、この個展ならではの大切なひとときです。

期間中のご来店が難しいお客様向けに、いくつかの作品はTOKYO FANTASTIC オンラインストアでもご紹介しています。

すでに大切なお客様のもとへ旅立った作品もございますが、店内にはまだまだ、ゆっくりとお選びいただけるうつわが並んでおります。

同じモチーフをじっくりと見比べながら、どの表情と一緒に暮らしたいか。
ご自身の食卓で使う景色を思い浮かべながら、一客ずつ異なる表情との出会いをお楽しみいただけましたら嬉しいです。

日常の食卓に、小さな物語と静かなユーモアを連れてきてくれるうつわとの出会いを、TOKYO FANTASTIC 201にて、どうぞお楽しみくださいませ。

オンラインストアでも
樋口真紀さんのうつわをご紹介しています


期間中のご来店が難しいお客様向けに、いくつかの作品はTOKYO FANTASTIC オンラインストアでもご紹介しています。

店頭と同じく、ひとつひとつ表情の異なる一点もののうつわたちです。
モチーフ、かたち、筆の濃淡、釉薬のにじみまで、写真をゆっくり見比べながらお選びいただけましたら嬉しいです。

TOKYO FANTASTIC オンラインストアで
樋口真紀さんのうつわを見る


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TOKYO FANTASTICは、花とうつわ。
「いいことの、はじまりに。」
「Tida Flower 表参道店」と「TOKYO FANTASTIC 201」は、東京・表参道、南青山3-16-6の同じ建物内にございます。

地下1階に、ドライフラワー専門店「Tida Flower 表参道店」。
2階201号室に、うつわと工芸、暮らしのストア「TOKYO FANTASTIC 201」がございます。

表参道駅A4出口より徒歩約3分。
季節のドライフラワーを選びに、作家もののうつわや工芸に出会いに。

どうぞごゆっくりお立ち寄りください。
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